2023/01/01

2023年 年頭のご挨拶

代表取締役社長 石原清次

新年明けましておめでとうございます。
2023年の年頭にあたりまして、謹んでご挨拶申し上げます。
東京ビッグサイトをご利用の主催者、展示会関係企業および来場者の皆様、また、各ビルをご利用のテナントの皆様には、日頃より弊社の事業運営に格別のご理解とご協力を賜りまして厚く御礼申し上げます。

昨年は、新型コロナウイルスによる制約が緩和され、イベント開催や国際的な人の往来の再開が進み、コロナ禍以前への回復が期待される一年でした。MICE業界においても、オンラインやハイブリッドなど新しいイベントの形式での開催が常態化する一方で、対面式の会議や展示会の開催が数多く再開され、感染拡大防止策を講じながらではありますが、本来の人と人との出会いの場として賑わいを取り戻すことができました。

東京ビッグサイトにおいては、2019年7月に新たな展示ホールとして南展示棟が開業後、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会での利用制約を経て、昨年は、総展示面積約11万6,000㎡を有する展示場として本格稼働し、多くの主催者様にご利用いただきました。
主催事業においては、10月に危機管理に関する最新情報や製品を一堂に集めた「危機管理産業展(RISCON)2022」を昨年同様にリアル展として開催しました。また、11月には4年ぶりとなる「日本国際工作機械見本市(JIMTOF2022)」を過去最大規模のもとリアル展として開催しました。さらに、12月には東京商工会議所との共催による独自の技術や目新しい製品やサービスを持つ中小企業が一堂に会する「東京ビジネスチャンスEXPO」を開催しました。弊社が所有し、管理運営を行っているTFTビル、有明パークビル及びタイム24ビルは、多くのお客様にご利用いただいている中、CS調査をもとに、テナントの皆様のニーズに応えるサービスの提供を進めるとともに、お客様と協力しながら感染防止対策を徹底し、安全安心なビル管理に努めております。

また、地域の賑わい創出の取組として、11月には、「東京国際プロジェクションマッピングアワード」を会議棟前広場にて開催いたしました。クリエーターをめざす学生チーム14組の作品上映会を実施、2年ぶりに有観客で開催するとともに、その様子を生配信し、約30万人の方々にご視聴いただきました。その他、プロムナード公園内で行われた4月の春の食フェスティバル2022「Tokyo Tokyo Delicious Museum」や9月の「ARTBAYTOKYOアートフェスティバル2022」など臨海エリアのイベントと連携し、地域の事業者とともに賑わい創出に取組みました。
 
弊社は、本年も、会場管理・運営事業及び展示会主催・運営事業を通じ、経済の活性化や展示会産業の振興に引き続き寄与してまいります。
会場管理としては、新たに東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会で使用された有明体操競技場の後利用として、東京都が整備した展示場「有明展示場(有明GYM-EX)」の運営を行い、本年春の開業に向け準備を進めています。
主催事業としては、6月に5年に一度開催している東京消防庁と共催の「東京国際消防防災展」を、10月に「危機管理産業展(RISCON)2023」と受託事業である「ジャパンモビリティショー2023」(「東京モーターショー」から名称変更)を開催します。
ビル事業においても、引き続き、利用者の皆様に喜んでいただけるようなサービスや出会いの場を提供するよう努めます。

今後も時代の変化に迅速に対応し、利用者ニーズを捉えたサービスの充実に努め、臨海副都心のMICE拠点として魅力発信に取り組んでまいります。

最後になりましたが、本年が皆様にとりまして実り多き一年となりますよう心から祈念いたしまして、新年のご挨拶とさせていただきます。